無駄飯食ってる13億人市場

中国国内には13億人の市場があります。これだけの規模を自国内だけで持っているにもかかわらず、内需がイマイチな感じがしてるんですが、どうなんでしょうかね。内需だけでも相当な経済成長ができると思うわけです。
中国のGDP内訳(個人消費・設備投資・輸出)にわかりやすく書かれていますが、個人消費の比率が他国に比べてとても低く、不動産などの資産投資が大きいことがわかります。
実にもったいない話ですが、なぜこうなるのでしょう?以下、小並感を脱し得ない話になりますが、自分なりの考えを述べてみます。
中国人は爆買いで有名になっていますが、彼らは国内で消費しないで、海外で買い物をしています。実にバカですね。まあ、それで他国は潤うわけですが、自国内で国内製品を消費すれば経済効果は上がるし、雇用も増える。そして爆買いしてるのは、ほんの一部の富裕層に過ぎず、その他の大多数の貧困層は経済発展から取り残されているわけです。海外製品の方が質が良いのはわかりますが、それではいつまでたっても中国自体の産業の発展はありません。海外の工場としての存在から脱することはできないでしょう。
なぜこうなった?
中国が共産党政権であることが、そもそもの間違いだということではないかと思われます。(小並感なので、ツッコまれるともろいですw)
中間層やエリート層が増えることは、中国共産党の存在自体を脅かしかねないので、中共としては「国民自体はバカでいて欲しい」(つまり、あまり発展して、金持ちが増えないで欲しいということにもつながってくる)と考えている可能性はありますし、それによって都市部以外は「バカでいていただく」ことを放置している可能性があります。(除く、共産党員)
共産党員以外の国民が金を持つ(つまり力を持つ)ことは、共産党政権にとっては脅威でしょう。そもそもブルジョアを否定する思想なんですからね。全く矛盾した存在が国内に出来るのはまずいと考える共産党員がいても不思議じゃありません。
13億人の人材を活用すれば、産業もテクノロジーも発展させることは可能でしょうし、それを活用しなければ、無駄飯を食う人を多く抱えるだけの国のままです。
まあ、そうしたジレンマを抱えてるうちは、中国って脅威に感じる必要はない(除く軍事力)とも言えるわけですが、世界経済に迷惑をかけることだけは控えていただければと願うばかりです。