子どもにとって数字とは

最近子どもに算数を教え始めました。足し算、引き算でしかも10までの数字だけを使ったものです。
指を使って2+3は?という感じ。足し算は子どもにとっては造作ないことです。なんせ、書かれた数字分指を追加すればいいわけですから。
ところが引き算となると、例えば5−2だと5を置くという概念が理解できないらしく、5と2で指を立てちゃって、どうしていいのかわからなくなるケースが多々あります。やり方を教えてもやり方そのものが理解できない感じです。
私の母によると私は5歳くらいの時には指を使わなくても10+10が計算できたそうです。(つうか指が足りないしw)
しかも割と自然に覚えたそうです。
そういう意味で、ちょっと能力の差を感じてまして、我が子ながら…って感じ。まあ、勉強だけが全てじゃないので、それで人格がどうのというわけではないですがね。ある日突然目覚めることもあるし。(期待し過ぎちゃいかんよね)
で、うちの子にとって数字はまだ「ただの記号」でしかないようです。ものの大きさをはかる尺度という理解ができていないということです。なので、数字の大きい小さいはまだわかりません。
具体的に絵を見て、どちらが多いかは理解できます。こうした実物のものを見るのと、それを抽象的に表現した「数字」というのが同一化できないところがまだ未熟なんだろうなあと思いましたね。
子どもと接していると、こうした「気付き」が結構あって、新鮮に思います。また、人間が理解していく過程もわかって面白いです。
子育ては発見の連続です。今後もどういう発見をさせてくれるか楽しみです。
そうそう、算数は苦手だけど、手先は母親に似て非常に器用です。そうした取り柄はちゃんとあるんですよ。