空き家があれば自分のものというのか

ある人里離れた家に男が住んでいた。年月が経ち、そこが空き家となった。空き家となったもののその男の子孫がその空き家の持ち主として受け継がれていた。
ある日その家に埋蔵金の噂が流れるようになった。すると突然、その家の隣に住んでいる男が「そのうちは先祖代々オレの家系が持っていたものだ」と言い出した。相手には権利証があるにも関わらずそう言い続けているのだ。
まあ、たとえはともかく中国の尖閣に対する態度はこんな感じじゃないでしょうかね。南沙地域でもそうだが、彼らは無人島(中には岩礁だけの場所)をことごとく中国領だと言い張ることでごたごたを起こし、力で持って手に入れようとしている。
10年以上前の中国なら取るに足らない相手だったが、今や大国と言ってもおかしくない国。行動については責任をもってほしいものだが、悲しいかな図体はでかいがオツムが追いついていない子どものような感じになっている。まあ、それも江沢民反日教育が大きく影響していることは確かなんだろうけど。
尖閣諸島が日本領であることの証拠は数多く存在する。そもそも中国が1971年に突然自国領土だと主張し始める前は、中国は尖閣諸島が日本領であると認めていたのである。1895年に日本が尖閣諸島を日本領として編入した時に、日清戦争中であったとしても、第二次世界大戦を経てもなお中国は日本が尖閣諸島を実効支配していることに対して異議を唱えていなかった。
タイとカンボジアの国境にあるプレアビヒアに関しての紛争は有名であるが、これは国際司法裁判所においてカンボジア領とされたのだが、もともとはタイ領であったそうである。それがタイとカンボジアの国境線を引く際に誤ってカンボジア領としてしまったらしい。その後タイは異議申立てをせずに放置していたが、ある年にタイ領であることを主張し始め国際司法裁判所への提訴と至ったとのこと。そして結局カンボジア領となった理由は「タイが異議申し立てをしていなかったから」というものであった。
つまり中国の尖閣諸島に対する態度と全く同じなのだ。しかも尖閣諸島はそれ以前も日本領として国際的に認められていたため、プレアビヒアのケースよりも強固な日本領としての理由がある。
中国の主張は全くの言いがかりであり、横暴であることは歴史的に見ても、国際法上で照らしても明々白々なことなのである。
中国は空き家を見つけるたびに「自分のもの」だと主張する態度は改めねばならないだろう。エエかげんにせえよ、ヴォケが!( ゚Д゚)ヴォケ!!