亀田大毅の敗戦から…

昨夜は亀田三兄弟の試合をTBSで中継していました。長男はタイトルマッチだからまあわかりますが、三男の試合をあれだけ長く流す必要はあったのかとても疑問です。兄貴のKOラウンドなど初めから仕組まれていた?
とにかく亀田兄弟を売り込みたくてしょうがないのかしらね?
和毅が優秀なボクサーであることは認めましょう。スピードはあるし、ボディーへのパンチもなかなかうまい。世界を獲れるかというと相手次第ですね。ディフェンスに甘さがあるので、ハードパンチャーと当たればKO負けの危険性は大いにあります。
さて、大毅ですが、タイのテーパリットにこてんぱんにやられた感があります。ところどころいいパンチを返してはいたものの、くっついてはアッパー・フック、離れてはジャブとパンチを浴びまくっていました。試合後の両者の顔を見比べればどちらが勝ったかは一目瞭然ですね。
この敗戦の意味するところは大きいです。明らかに八百長ではありませんでした。まあ、ジャッジの採点で2点差というのもありましたけど、こういう頭のいかれたジャッジはたまには出てくるのであまり驚くほどのことでもありません。
何が大きいかというと、彼らは「ホンモノには勝てない」ということをまたまた立証したことです。
興毅もかつてはポンサクレックに一方的に負けました。それ以来、本当に強いボクサーとの対戦は避けています。バンタムならモンティエルやドネアとやれるチャンスもあったろうに全くの無視!
自分の可能性を知りたいならこうした一流のボクサーと戦うべきです。口では「いつも挑戦者のつもり」とか言っていますが、実行が伴っていません。つまり「ホンモノには勝てない」と自分で認めているようなものです。
井岡一翔の方がよほど真摯です。
TBSもこうした口先だけの連中にいつまで付き合うつもりなんですかね。
ま、それなりに視聴率が取れるから持ち上げてるんでしょうけど。
亀田兄弟も以前に比べれば大分マシになったとはいえ、マッチメイクでの疑惑は拭いきれません。そうした黒い部分を払拭するためにもホンモノと戦っていって欲しいです。そうすれば私も応援する気持ちになれるんですけどね。