W杯3次予選対北朝鮮戦

とうとうザックジャパンが負けました。この敗戦は対戦国が対戦国だけに悔しさが何倍にも感じます。つくづくサッカーって国同士の戦いでもあるんだなーと感じました。
国を挙げてのアウェーの雰囲気作りに負けたと言っても過言ではありません。
日本のサポーターの人数制限、代表ユニフォームの着用はダメ、鳴り物はダメ、国旗や横断幕の持ち込みはダメ、しかも、応援団の周りには軍人がぐるりと取り囲む状態(これはガードの意味もあるだろうけど)。
それに対して、北朝鮮マスゲームさながらの応援で、北朝鮮代表チームをサポートしていました。メンタル面が大きく左右するスポーツにおいては、この差はあまりにも大きい。
大使館のない国での試合の恐ろしさというものを感じました。国交のない国同士がやるときは、どちらのホームゲームも第三国でやるなど、FIFAAFCはもっと考えて欲しいです。
他には慣れない人工芝の対応にも苦慮していたようです。予想外に弾むボールにコントロールできない場面が多々ありました。
まあ、日本の場合は先発メンバーを6人も入れ替えて、特にバックスあたりの力が落ちていたことは否めませんでした。
伊野波のポジション取りやセンターバックの高さ不足など、普段だと考えられないような攻められ方をされていましたね。
本田、長友を怪我で欠き、遠藤、香川は出場させず、でザッケローニはチームの底上げを狙ったんでしょうが、逆に課題が目立ってしまった感じがします。
結局はシステムだけでは勝てないということです。個々の力があってこそのシステムだと思います。
まだまだ才能がある選手がいます。たとえばアーセナルの宮市、バイエルンの宇佐見など、オリンピック代表にもA代表にも入っていないけど、将来性が豊かな選手たちです。ザッケローニが得意とする3−4−3に対応するにはこうしたスピードのある選手を是非選んで使っていって欲しいと思います。
3次予選最終戦には本田も復帰するでしょう。そして最終予選では、ベストメンバーで臨み、必ずやW杯への切符を手に入れて欲しい。