ブラックスワン

今回借りたのは以下の5本
ブラックスワン
○アンノウン
○処刑教室
○ダブル・ミッション
○しんぼる
ブラックスワンとアンノウンは24日に見ました。

アンノウンはボーンシリーズの真似っこみたいなかんじなので、あまり書くことはないです。
今日はブラックスワンの所感を書いてみます。
ご存じのようにブラックスワンナタリー・ポートマンアカデミー賞主演女優賞を取った作品です。新しい演出の白鳥の湖の主役を射止めた主人公がその役の重さに苦悩しながらも、自分を変えていくことで演じきれるようになるまでを描いたものです。
こう書くとサクセスストーリーに思えますけど、中身はサスペンスタッチで描かれます。これが日本ではR指定で上演されたことを考えれば、中身がどんなものかは少しは想像できると思います。
白鳥の演技は完璧。だけど、エロティシズム、欲望を表現するよう求める演出家の要望にはなかなか応えられない控えめなニナ。このままでは主役の座は他人の手に渡ってしまう。
苦悩していく中で主人公が精神的に追い詰められていき、最後に到達する局地。エロティック、狂気、嫉妬…いろんなものがない交ぜになって終盤のクライマックスへ。そしてクライマックスから一気にエンディング。終わり方もスカッとしています。
最後の公演のシーンはもっとあってもよかったかなあと思いました。踊っていく中でどんどん変わっていくところが売りなだけに惜しいです。