とうとう建屋の外にも漏れだした(福島第一原発)

福島第一原発のタービン建屋の外にある縦坑で放射線を含む水が見つかったとのこと。もはや外に出てしまったことを意味する。しかも毒性が強いプルトニウムまで入っている。
核燃料がすでに原子炉の中の格納容器から出てこようとしているのではないかとの懸念もある。日に日に状況が悪くなっているように見えるが、実は情報を小出しにしているのではないかとも思っている。
というのも、安全基準値がこの状況の中で見直されているからだ。プルトニウムの安全基準値は17日頃に見直されていたという話がある。漏れたのがわかったのが今日と言っているが、本当なのか?もはや役人の言うことなど信用できない。
また、原子力安全・保安院原子力安全委員会、東電が別々に記者会見をやっているのも不可解だ。
菅総理の視察で初動が遅れたとの指摘や「原子力の勉強をしておきたい」との発言のリークもかなり意図的に感じる。役人が十八番とする責任を他に押しつけるやり方だ。
上記の三者が別々に記者会見をしているのも、「私たちは自分のやることはちゃんとやっている」というアリバイ作りのためにやっているだけで、この状況を解決しようという意気込みは全然感じられない。
そもそも経産省はなにをやっているのか。本来ならこの三者及び民間の有識者などを入れて、もっと全体で状況を整理した上で、対応方針を決め、そしてそれぞれの役割を決めて実行に移すプロセスが必要なのに、ばらばらに動いている状況を許しているのは責任回避をしようとしているとしか思えない。海江田大臣は何をやっているのだ。とっとととりまとめた上で収束に向かってのロードマップを作るべきだろう。
菅直人はそういう動きをしろと指示する立場なのに、何をやっているのか?
どいつもこいつも現状にオロオロして自分が責任を取らずに済む道筋ばかり考えているとしか思えない。
情けなさ過ぎて、ため息がでるわ(´Д`)ハァ…