小沢一郎立つ

民主党の代表選挙に小沢一郎が立つことになった。
菅直人にしてみれば、予想外でもあったのではないだろうか。国民から指示されていない人間が立つことなどありえないと普通は考えるだろう。
ところが民主党内の論理は違っていたようだ。
みんな強いリーダーを望んでいるのだろう。
菅直人にはその素養がないという判断になる。
私も実はそう思っている。この日本の危機的状態を乗り切るには強いリーダーが必要だ。悪いが菅直人の言動を見ているととてもじゃないが、危機を乗り切れる逸材じゃないということがわかる。
自民党にもみんなの党にもリーダーとなれるような人材はいない。唯一小沢一郎しかいないんじゃないかと思えてきたのだ。
そう思わせることが小沢一郎のすごいところでもあるのだろう。
だが、果たして彼が党首に選ばれたとして国民の指示が得られるだろうか。これからの仕事を見てくれというのかもしれないが、野党は一斉に攻撃を開始するだろう。
またマスコミもネガティブキャンペーンを展開しそうな気がする。
で、結局は政局へ戻る。
この繰り返しでまた何年間かに渡って失われた歳月が続くわけだ。
いったいいつになったら政局が落ちつくのか。
参議院で与党を敗北させた国民はいったい何を望んでいるのか。日本国民自体が迷走している状態であることを如実に示している。
円高、株安、新興国に押されジリ貧の産業、意味のない公共投資により膨れ上がった借金…
みんなわかってんのかね?