若いアスリートあれこれ

マスターズの季節である。話題になっている石川遼君。いい子だねえ。でもね、優等生過ぎて私にはあまりにも不自然に見える。
インタビューにも丁寧に答え、普段の生活にも非の打ちどころが無いようにつとめているようだが、そこにいまいち若さというものが見えてこない。
その対極にあるのが、スノーボードハーフパイプの國母君だろう。彼はまさに自然体そのもののような気がする。自分としては國母君の方が好感が持てちゃうってのは、なんでだろう。
若さとは無茶をすることであり、またその特権があると思っている。もちろん法に触れることまでやっていいということではない。爆発力というか、常に今の自分を超えるよう頑張るというイメージだな。
同じように浅田真央。彼女はある意味自然体に感じるが、ちょっと天然が入っていそうなところがそう感じさせているだけのようにも思う。
亀田興毅。子供の頃から天才ともてはやされ、有頂天になっていた時期もあるけど、世間の風にもまれもまれて人間的には成長してきたのではないか。彼のオヤジも少しは子供を見習った方がいいよ。
白鵬。実はまだ25歳。横綱としての自覚を持とうと頑張っている。朝青龍という反面教師を見てきたおかげで、どうすればいいのか、どういう心構えでいるべきかを悟ってきているようだ。「勝つ相撲を取らない」などという発言はある域を超えないと言えないような感じがする。イチローに近い感覚か。
菊池雄星。いいねえ。かわいいねえ。野球好きそう。私は割と好きだな。こういう子は。まさしく年齢にあった立ち居振る舞いがいいね。
いつの時代にも若くて期待できるアスリートが現れるものだが、期待が大きすぎてその期待にこたえようと無理をして潰れて行ってしまったものも多くいる。
過度に期待しすぎて、思ったような活躍ができないときにたたきまくる傾向が強いが(自分にも言えるんだけどさ)、暖かく見守るという姿勢が我々には求められてるんだろうと思う。