スラムドッグ$ミリオネア

久しぶりにDVDを借りにいって、スラムドッグ$ミリオネアグラン・トリノの2本を借りてきた。
まず見たのはスラムドッグ$ミリオネアの方なのだが、非常に面白かったのでたまには日記に書いてみるよ。
クイズミリオネアの番組進行を背景に、主人公の半生をなぞりながら物語は進んでいく。
スラムに生まれ、小さい頃に母親を殺され、兄と2人きりとなってしまった少年。
ふとしたことから知り合った少女を含めて3人が織りなす人間模様も実によく描かれていた。
兄に裏切られながらも、少女に対するひたむきな愛情を持ち続けることで生き抜いていく姿は、あまりにもけなげすぎて少しオーバーかと思わせるものがあるけど、映画の演出としてはまああってもいいだろう。
最後は「がんばれー」と応援したくなってくるくらい感情移入してしまったよ。
エンドロール前にはインドの映画をモチーフにした演出もあって、エンターテインメントの傑作といっていいと思う。
さすがアカデミー賞を受賞した作品だと思った。