朝鮮半島情勢で今後憂うべきこと

北朝鮮の挑発がエスカレートしてきて、アメリカもそろそろ堪忍袋の緒が切れそうな雰囲気ではありますが、今のところは何とかこらえている状態というところでしょうか。
北朝鮮張成沢という中国とのパイプ役を殺しちゃったため、本当に孤立してる感が強いですよね。もう誰の言うことも聞かない状態で、破滅の道をひたすら突き進んでる感満載です。
さて、当面の話としては、21日から米韓合同軍事演習が始まるので、北朝鮮がどう反応するかを見守っていくことになるのでしょう。
米韓合同軍事演習に反発してミサイルを飛ばすか、核実験に踏み切る可能性は否定できません。むしろ、井の中の蛙で、国内向けには強気な姿勢を見せ続けなきゃならない金正恩のことですから、やる可能性は極めて高いと見たほうがいいのかもしれません。
もし、本当にグアム周辺を狙ってミサイルを撃ったとしたら、それはアメリカの沽券に関わる問題になるわけで、アメリカもさらなる軍事的な行動に出る構えを見せる可能性があります。再度空母を朝鮮半島付近に配備し、核弾頭を載せたミサイルを準備することも考えられます。
そして、すぐにそうなるかはわかりませんが、アメリカの北朝鮮に対しての怒りがMAXになったら、日韓にミサイルが飛んでこようと、お構いなしにアメリカは北朝鮮を殲滅しようとするのではないかと思います。
そうなった場合、問題は中国。北朝鮮を擁護する動きをするのか、それとも北朝鮮が中国の憂慮を全く考えないことを理由に支援を断るのか。擁護してほしくないアメリカは中国とは事前に話をするでしょう。そしてポツダム宣言の時のように、戦後の北朝鮮に対する統治について、中国に何らかの役割をもたせることは十分に考えられます。
その時、日本は…やはり蚊帳の外じゃないですかねえ…。まあ、アメリカからは「オレはもう怒りがMAXになってるから、北朝鮮を攻撃するけど、お前たちはできるだけ守ってやるぞ」くらいは言ってもらえるのでしょう。気休めにしかなりませんがね。そして安倍首相はトランプ大統領に物申せず「わかりました」ってなことくらい言いそうだなあ…。
そうなれば、少なくとも、私のところにはミサイルが堕ちてきませんようにと祈るしかないのでしょうな。存在価値すら認めたくない北朝鮮にミサイル落とされるのは、到底合点がいく話ではないので、ただただ腹立たしさしか残らんです。
そして、韓国はもっと悲惨かも。短距離核ミサイルを撃ち込まれたら、THAADでも防ぎようがないでしょうし、そうなるとソウルはしばらく使い物にならないでしょうし、当面アメリカのお世話にならなきゃならんでしょう(おそらく日本の支援は頑なに拒否するはず)。せっかく開催準備を進めていた冬季オリンピックも開催できずに…ってなことにもなりますよね。
本当に神様がいるのなら、金正恩みたいな暴君をほうっておくわけもないので、デブらしく大動脈がパツンと破裂して…と、周辺国10数億人が願ってるのではないかと…(北朝鮮でもそれを望んでる人は多数いるはずやろ)