いつもと変わらぬ風景

シンガポールで日本vsブラジルのサッカーの試合があった。
すでに報道されているように、結果はネイマールの4ゴールによりブラジルの圧勝だった。試合内容も全くいいところなく日本は敗れ去った。
先発メンバーを見て驚いた人も多かっただろう。「勝つ気あるの?」これが最初の印象だった。
アギーレは勝つ気よりも選手の資質を見極めたかったようだ。しかしアジアカップまでそれほど猶予があるわけではない。11月の代表戦では、アジアカップに出場する最終候補を選ぶことが必要だろう。もう見極める時期は終わったと言うことだ。
今回の招集メンバーはJリーグが主体だった。ブラジル相手だと圧倒されっぱなしで、五分のボールはことごとく奪われていた。相手のプレスは早く、ボールに対して常に複数人が集まってきていた。ボーッと見ていただけの日本との差は大きいと感じた。
アジアレベルでは圧倒している日本だが、ヨーロッパや南米相手だと、ジュニアレベルに見えてしまう。
もう何年もこの差は埋まっていない。2012年、2013年、全く歯が立たなかったが、相変わらずだ。いつもの変わらぬ風景がそこにあっただけ。
やはり後20年くらい待たなきゃならないようだ。(※世代交代)