終わってみれば3連敗

コンフェデ杯、出だしブラジル戦で躓いたのが最後まで響いて、結局は3連敗で終わりました。最初から実力差はあるなと思っていましたが、イタリア、メキシコは善戦むなしく敗退という感じです。ブラジル相手にももっとやれたと思いますが、ネイマールの驚愕のボレーシュートで出鼻をくじかれて、ズルズルとやられてしまいましたね。
他の3チームとの差は選手層と言っても過言ではないでしょう。先発メンバーがベストで、ベンチメンバーはどうしても1ランク落ちるという感じは否めません。特にFW、ボランチディフェンダー陣が心もとないという感じです。2列目には優秀な選手が多いだけに、他のポジションの育成は課題でしょう。
戦術的には、コンディションさえ良ければ、パスサッカーが機能することはイタリア戦でよくわかりました。メキシコ戦はメンバー固定が響いて、殆どの選手は体力的にきつかったのではないかと思います。やはりサブは大事です。
ブラジルやスペインなんて、強豪クラブでやってる連中がベンチに居るという状態ですからね。選手層の厚さは雲泥の差ですわ。ため息が出るばかり。
本田じゃないですが、やはり上のリーグでやってないと、世界と対等にやれるチームは作れません。そういう意味でも日本の若い才能は上を目指して貪欲にやって欲しいと思います。日本人は遠慮してしまうところがあるので、なかなか難しいですけど、本田や香川みたいな考えの人が出てきていることは希望が持てるでしょう。後に続いて欲しい。
さて、W杯まで残すところ1年ですが、課題は見えましたね。
○決定力。強力なFWが望まれます。望むべくもないですがw
○監督の選手交代。これは選手層の薄さから、そのままのポジションにコンディションのいいほうを使うというわけにいかないから難しくなってるのかもしれませんが、???って思う選手交代も結構ありますよね。ザックもプランデッリを手本にして、もうちょっと勉強して欲しいです。
○ディフェンス。CBが特にスピードとテクニックが無さすぎ。それと吉田は経験不足。もっとプレミアで揉まれなきゃ。
ボランチの交代要員。遠藤、長谷川を追い落とすくらいの選手が出てきて欲しい。特に遠藤の代わりがいないのは致命的。
○FW。ゴールゲッターが欲しい。高さのあるハーフナーは動きが遅く、足元も弱い。ゲーム感もいまいちだし。前田もいい時はいいけど、ワールドクラスとは大きな差がある。この辺りは1年後も解消されそうもない。
ただ、世界と対峙するためのスピードは確保できる可能性があります。アーセナルの宮市の復帰待ちですけどね。彼のスピードは日本に新しい風を吹きこむと思います。カウンターが苦手な日本にスピードが加われば、押されてる試合でも勝利を呼び込めますしね。
FWについて言えば、柿谷を使って欲しい。彼の足元のテクニックは素晴らしい。トラップ&シュートはヨーロッパへ行ってもやれるほどだと思います。
海外との競合と真剣勝負ができる場はあまりないですが、相手のホームでやれば、負けられないという気持ちになってくれるでしょうから、遠征試合が組めるのがベターです。JFAには是非頑張ってもらいたい。
1年後、どんな新鮮力がサムライブルーに入ってくるか、それを楽しみに、これからも応援していきたいと思います。もちろんJリーグも盛り上げていきたいです!