セカ就

世界で就職ということらしい。日本の就職事情が悪いというのもあるけど、これっていい傾向のように思います。私が会社に入った頃はバブル前で入ってからはバブル全盛に向かっていく時期でした。つまり完全に売り手市場の中の就職だったわけです。
会社からの勧誘は激しく、就職面接で東京まで来るのに交通費や宿泊費などを企業側が負担してくれるほどでした。中には掛け持ちで会社を回って金を儲けてる奴もいたくらいです。
バブルが弾けてからというもの企業側も採用を縮小し、大卒でも就職できない状況にまでなりました。というか、大学に行く人の割合が増えてるというのもあると思います。
働き口を海外に求めるというのは若いうちだからできることだとも思います。もちろん日本でキャリアを積んで海外に出るというのもありでしょう。後者が望ましいですが、若いうちの苦労は買ってでもやれという人もいるくらいですから、挑戦してもいいんじゃないかと思います。
私も今の時代だったら海外を選ぶかもしれません。というのも、高校時代はオーストラリアやブラジルに移住することを考えていたくらいですからね。(親は馬鹿にしてましたけど)
結局日本の企業に就職し、のんべんだらりと過ごしてきました。まあ、そういうのも良かったといえばよかったとも言えますけどね。今の家庭を持てたのもそうした中でしたから。別の人生を過ごしていたら今のわが子を得ることもなかったでしょうし。人の運命ってこういうところに感じるものですね。
海外で仕事をするのは、言葉や習慣、食事など不安が多いと思います。就職にかこつけて詐欺なんてこともあるかも知れません。そういうリスクを考慮した上で、若い人には海外での活躍を期待しています。