タイの総選挙

7月3日はタイの総選挙が行われ、タクシン指示派の勝利はほぼ確実なのだそうだ。(日本時間20時30分)
そこで気になるのが、再度の軍事クーデター。今回の選挙でも選挙日前に軍隊の最高幹部から選挙行動についての言及があったが、民主国家にはあるまじき行動だと言いたい。
軍隊の文民統制が効かない状態は非常に残念である。ミャンマーのようになりたいのか?
少なくとも政党に選挙された人たちを否定するような行動を軍隊がとってはならない。タクシンに対しての軍事クーデターが起こったときは、本当に心配したものだ。このままタイがダメになっていくのではないかと思えてしまった。
今回の選挙前に、プミポン国王はどういう結果になっても受け入れるようにとのお言葉を出したとのこと。これは現政権側への自制を促したものととらえられる。
黄シャツ隊と呼ばれる反タクシン派の行動も自制して欲しい。(これは民衆の行動なので抑えることは難しいだろうが)
私もあと10日でタイに行く。家内と子どももタイにいる状況で争乱状態になることは避けて欲しい。
何よりも国家は一部の政治家や軍人のためにあるのではなく、国民のためにあるのだから、国民が選んだ人たちが国を動かしていくような国家になっていって欲しいと思う。
今回の選挙はまさにそのことが問われている。軍事クーデターが再度起こるようではタイはもう終わりだ。