今度は海へ汚染物質が流出(原発)

ここ二日間ほど新しい情報がないなあと思っていたら、今日になって海に放射性物質が流れ出しているというニュースが飛び込んできた。もはや海にまで広がりを見せる原発事故。今後どこまで拡散するのやら。
手をつけられないくらいの放射線が出ている状況では押さえ込むのは難しいことは素人ながらも想像はできる。これほどの事故は想定していなかったのだから、対応が後手後手になるのは当たり前と言えば当たり前だが、危機管理のプロならこういう事象が発生しても最悪を想定して手を打っていくものだ。ということは今の官邸には危機管理のプロがいないということなのだろう。フランスの企業にも協力を得ることになってしまったが、これも早くから決断していればもっと対応が進んでいたかも知れないと考えると、官邸を中心としたこれまでの対応してきた連中のレベルの低さを嘆かずにはいられない。
行き当たりばったりの対応ばかり目立ってるが、本当のプロが入ってこなかったらますます状況は悪化していっただろう。これからは収束に向かっていくことを期待する。
ところでこの期においてもまだ原発推進派の元気は衰えない。その背景には「経済成長には電気は欠かせない。そのためには原発は必要だ」と言うものだ。つまり人間の命より経済をとれということだ。
あろうことか「リスクは0ではないので、東京に作るべきではない」ということもおまけ付きである。(原発推進派が言ってるんだよ)っていうことは、地方の人間はリスクをとって下さいといってるようなものだよね。はっきり言ってそういう人には原発の隣に住んで欲しい。自分は遠くにいて、「原発は安全だ」などとうそぶく人間は卑怯者だ。せめて安全だというなら「放射性物質が漏れ出さない限りは」という枕詞を必ずつけて言ってほしいものだ。
原発が安全だと言ってる方々は、原発の現場で一度働いてみてはどうか。どうせなら定期保守による配管の交換あたりがいいだろう。放射性物質と向き合ってみなければ気づかないこともあるだろう。
もんじゅに何十年もかけるなら地熱発電にもっと力を注いで欲しい。火山が多い日本にはこちらの方が再生可能エネルギーの利用としては向いているだろう。それとも地熱発電じゃ利権に結びつきにくいからいやがってるんじゃないでしょうね>関係各位