カンニングで盛り上がってますねえ

京大入試問題が試験中にYahoo知恵袋に投稿されたことを受け、京都大学偽計業務妨害で警察に届けを出し、警察がそれを元に受験生を逮捕した。
こんなニュースで盛り上がれるなんて日本はなんて平和なんでしょう。
一大学のカンニング問題に警察がクビ突っ込むのもいかがなものかと思ってしまいます。誰かが死ぬわけでもあるまいし。「不正をやったからあなたは不合格です」で、いいじゃん。ま、その後の受験資格も停止とかはつくでしょうけど。
韓国や中国では大学に入れるかどうかでその後の人生が決定されてしまうため、こうしたケータイ端末を使ったカンニングは数年も前から行われていましたよね。それを知っているはずの日本の大学が何も対策を講じていないってのは脳天気と言わざるを得ません。それが天下の京大ってんだから何をか言わんやですよ。
大学の先生がこんな状態じゃ、そこで勉強している学生も…なんてね。そこまで言う必要はないかな。
私が受験していた頃は、筆記用具と時計以外はすべて鞄の中に入れておくことになっていました。
もちろんケータイなんてものはなかったし、カンニングなんて所詮は紙を持ち込むか隣の奴の答案用紙をのぞき見するくらいのものでした。
私はカンニングなんてことは考えたこともありませんけどね。だって誰かの答案見ても間違えてるかも知れないじゃないですか、ってか、間違えてる可能性の方が高いし(笑)。
大学時代はカンニングすると同じ時期に受けた試験はすべて無効にされるので、一発留年が確定するという厳しい罰がありました。それでもカンニングする奴がいましたけど、そういう奴を見ても「ずるい」とか思わず「度胸があるなあ」と思ったものです。(マジで)
試験は自分の実力を試すために受けるもので、不正をしたら全然意味がないし、そんなので大学入っても後々苦労するだけでしょ。ま、日本の大学は卒業するまでは簡単だと言われてますけどね(笑)。
ちなみに私の行っていた学科では入学時40人いた中で、4年で卒業した人は16人だけでした。留年率60%!!工学系恐ろしや〜って感じです。
そんなところだからカンニングしてでも単位が欲しいというのは何となく理解できましたけどね。
うちの学科じゃないけどカンニングを見つかって答案用紙を没収されているのを見たこともあります。その後そいつらがどうなったかまでは知りませんけど、何も噂がなかったので、その試験の単位だけが取れなかっただけだと思います。
ま、結局カンニングってのはリスクを伴うものだってことが言いたいわけです。
今回の京大入試のカンニング問題も逮捕&マスコミからのバッシングという罰の大きさから考えると、とてつもなく大きなリスクが潜んでいたことになるわけで、本人はそんなに深刻には考えてなかったんだろうなあと思うと同情しちゃいますね。
これから人生をどうやり直していくんだろうかね。絶対にばれないカンニンググッズとか作ったりしてね(笑)。そのくらいの気概がある方が頼もしいですよね。