まずは準決勝進出決定(アジア杯)

世界ランク105位のカタールに29位の日本がこれほど苦労するとはね。最後は実力差が出て勝ったもののサッカーってのはいかに勝つことが難しいスポーツかというのがわかる。
とにかく帰化選手へボールを集めるやり方は単調だけど、日本にとっては驚異でもあった。
1点目のセバスチャンの得点のパターンは日本にとってもっとも警戒しなければならない攻撃だったが、見事に決められてしまった。
ただ、日本もパスサッカーにかなり円熟味が出てきてることも確かだ。まだまだバルサには及ばないがアジア相手だとかなりやれることもわかってきた。
長谷部、遠藤のボランチが効果的にボールを出し、本田、香川、岡崎が相手をかき回しつつゴールに迫る攻撃は迫力満点だ。
準決勝はイランか韓国になるが、ようやく日本のサッカーの真価が問われるだろう。なぜなら引いて守ってカウンターではなく、イランも韓国も攻撃的なサッカーができるチームだからだ。
韓国にはここ数年勝っていないことから準決勝で戦いたって勝ちたい。そのためにも東アジアの雄として是非ともイランを破って欲しい。
松井、吉田を欠くことになってしまったが、松井の代わりの岡崎がかなり効いているのでこちらはけがの功名と言える。吉田も最初の試合で得点はしたが、守備のパフォーマンスに問題があったので、欠場はむしろ好都合と考えたい。
目指すは次回のW杯ブラジル大会。ここにまず出るための準備をして、出場権を勝ち取ること、そして前回大会以上の成績を収めることだが、まずはアジアの頂点もきっちりとっておきたい。