不況の時こそ減税策が必要なのに・・・

菅内閣増税を検討中らしい。
増税対象とされているのが、1000万以上の所得のある人など、いわゆる高額所得者層。扶養控除をなしとするということで、完全に持ってるものから持たざるものへばら撒く方式である。
しかし、低所得者へのバラマキは結局高所得者層のやる気を削ぎ、国自体を衰退させていくことにつながることは、共産主義社会が衰退していった過程を見れば容易に想像ができる。
これはまずいだろ。景気浮揚を考えるなら、高額所得者層に金をつかわせないといけない。そのためには逆に減税が必要だ。
菅内閣は何を目指し、何をしたいのか明らかにしないまま、ただ、マスコミ、国民の顔色を伺っては迷走している。
自民党時代のほうがよかったとは言わない。
ただ、菅直人にリーダーとしての自覚があるなら、自分は何をしたいのかを明示した上で、たとえ反対するものがいたとしても推し進めるだけの気概が欲しい。
小泉純一郎が「私の政策にい反対する勢力が抵抗勢力です」と言って、国民の指示を得た。やったことはともかくも、リーダーとしてはこうあるべきだという姿でもある。私は小泉純一郎という人間は嫌いだが、こうした態度には一目置いている。
そして、自分のやることに自信があって、国民のためになると思えば、反対する人間を淘汰するために選挙に打って出る。これ小泉純一郎がやった手法。
今から考えたら、国政の正道じゃないの?