論理思考の芽生え

うちの子は7月で3歳になったばかりです。3歳にもなるとこちらの話もかなり理解し始めるため、驚くことがちょくちょくあります。
先日、横浜までかみさんと私と子どもの3人で買い物に行った時のこと。最近、子どもは歩くのが嫌いで、よく「抱っこ」と言ってくるようになってしまいました。抱っこするまでグズるので結局抱っこしてしまうんですが、私は腰痛持ちなので長い時間抱っこができません。かみさんもそのことをよくわかっていて、あまり私が抱っこをするのを好みません。
買い物が終わって帰ろうとするときに例のごとく「抱っこ」が始まりました。かみさんもその日は体調が悪く「ママ、お腹痛いの」と言い訳をしました。すると子どもは私に「抱っこ」と言ってきました。かみさんが「パパは腰が痛いの」と言ってくれて、さすがに子どももこちらの体が悪いと聞くと「抱っこ」をねだらなくなりました。割と理解してるんだなとここでも驚いたんですが、もっと驚いたのが家の近くに来た時でした。
うちの最寄の駅について、道路を歩いていると子どもが「ママ、お腹痛いの?」と聞いてきました。かみさんは体を気遣ってくれてると思い「ううん、痛くないよ」と答えました。すると子どもが「じゃあ、抱っこ」。「・・・」。
これには私もかみさんも驚きました。これって論理的な考えの芽生えなんですよね。
つまり、「抱っこできないのは、お腹が痛いから」この待遇をとると「お腹が痛くないなら、抱っこできる」となるわけです。まさしく論理的な考えです。こうした考え方がどうやって育まれるのかは謎ですが、わが子の成長がこうした何気ない言葉から感じ取ることができるのも子育ての喜びだと思った日でした。