今年のアカデミー賞を通してアメリカを考察してみる

作品賞に選ばれた「ハート・ロッカー」だけど、評判もいいのでいい映画なのだろう。
イラクを舞台に地雷の撤去処理をする兵士の姿を描いているそうだが、こういうのこそ自作自演というべきではないかね。
せっかくの感動の物語に水をさすのもなんだけど、イラク戦争アメリカがいちゃもんを付けて起こした戦争だろ。
結局収拾できないまま撤退を決めちゃってるし、すげえご都合主義の国だなと思う。
さらに長編ドキュメンタリ賞の「ザ・コーブ」。何考えてんだかね。
自分の国の人間が他国で人殺しをしているのに、イルカ漁を取り扱って受賞だよ。ああ、めでたい、めでたい。
ま、別にイルカ漁を肯定するわけじゃないけど、イルカ殺しを非難することで「なんと慈愛に満ちた国なんだ」と自己主張しているようで気分が悪くなる。
アメリカは世界で一番発展した国だと思うが、アメリカ人は世界一傲慢で、非常識な国でもあると思っている。自分たちがインターナショナルスタンダードだと信じているからそうなってしまうのではないかね。
他国を理解できない国は、自分の国も尊重されることはないということをあらためて知るべきだろう。
おそらく、なぜ自分たちが多くのイスラム教国から嫌われているのかが理解できてないんだろなあ。
ま、自浄作用が効きそうな分、中国よりはましだとは思うけどね。