朝青龍引退

かなり遅きに失したという感じ。
本来なら巡業をサボった時点でクビだったはずが、出場停止程度で済ませてもらったことの意味を理解していなかったところに問題の本質があるように思う。
大相撲とは何かということについては、人それぞれの考え方があるだろう。
日本の文化という人もいるし、スポーツと見る人もいる。
私は前者の考え方だ。もともとは神事であり、大相撲の世界は修行の場なのだよ。大相撲が財団法人として養護されているのは、ただのスポーツではないということを意味している。
体を鍛え、心を鍛え、人間として成長していかないくてならない。朝青龍はただ単に相撲が強い人というだけだった。
もちろん今の大相撲界の体質には問題点も多いだろう。そして、そこに朝青龍という力士が出てくるような隙があったと考えられる。
貴乃花親方が理事選の前に「弟子の育成」について言及していたが、大相撲の意味について若い力士にしっかり植え付けていって欲しいと思う。