イチローの出塁率に関しての考察

イチローマリナーズの中で「打率の割りに出塁率が低い」ということで一番打者に不向きであるように言われているというのをインターネットで見たが、まさしくそうかも知れないと思っている。
例えば3割5分打つ人が100打席でフォアボール0だったら、出塁は(エラーを除けば)35回になる。
ところが3割であってもフォアボールを20個とったら、80×0.3+20=44回出塁することになる。
明らかに1番打者としては後者が適任だ。
イチローはヒット数にこだわりを持っているようで、そのせいで四死球が少ない。
日本歴代ナンバーワンホームランバッターである王貞治氏は年間100個以上の四死球をとり続けていた。
圧倒的な数字だよね。
チームに与える貢献度は非常に高い。
年間200安打の連続記録が続く限りイチローはこのこだわりを捨てないのだろう。
もう一つ、彼は1番バッターでもあり続けたいようだ。
彼のルーティーンの中では1番バッターであることが前提となっているみたいで、それはそれでチームにとってはある意味迷惑な話なのかもしれないなとも思う。
イチローは紛れもなく偉大な選手だ。
だけど、彼を使う側からするとこれほど難しい選手も少ないかもしれない。
野球がチームプレーである以上、彼は異端児とみなす人がいても当然だろう。
マリナーズのメンバーからは、半分やっかみはあるだろうけど、そういう見方をされても致し方ないということだ。