タイとミャンマー

サイクロン被害に見舞われたミャンマーを見ていると軍事政権というのがいかに問題が多いかがよくわかる。
軍隊は国内最強の武力を与えられた組織である以上、文民統制が効かなければ危険きわまりない存在に変わってしまう。

そういう意味では国民が選んだ政権を軍のクーデターという形で倒してしまったタイもミャンマーのようになってしまう可能性があるわけだ。
くしくもプミポン国王もクーデター指示をしてしまったのは非常に残念。
そもそもタイは軍・警察・役人が強い力を持っていると言われている。つまりどれも文民統制が効いていないということ。

国民が命がけで勝ち取った民主主義じゃないからこうなってしまうのかね。
日本もアメリカに与えられた民主主義ではあるが、なんとなく文民統制が効いているように見えるのは、自衛隊に対して外国も含めてあらゆる方面から牽制機能が効いているおかげなんだろうな。
ただ役人は・・・政治家どもの力不足のおかげで好きにやられているみたいですがね。