井岡散る

3階級制覇を狙った井岡が、アマチュア時代に負けているIBFフライ級王者のアムナト・ルエンロンに破れた。試合内容を見ても勝ってるとは言えない内容だったと思う。
チャンピオンは防御からの終始カウンター狙いに徹して、顔面への決定打を許さず最後まで逃げ切った。さすがにアマチュア時代のキャリアが長いだけあって試合巧者だったと言える。
日本人はこうした腕が長く柔らかいボクサーを苦手としている。相手以上のスピードか1発で倒せるくらいのパンチ力がないと攻略できないタイプである。
井岡にはもう少し経験を積ませるべきだったんだろうけど、興行的な問題もあったのだろう。急ぎすぎたのではないかという気がする。
この敗戦でしばらくは経験を積ませることもできるだろう。歴代の強いボクサーは敗北からさらにパワーアップして、実績を積み上げている。井岡も層であって欲しい。そしていずれはロマゴンを倒せるくらいになってくれればと願う。今後の活躍に期待してます。