闇金ウシジマくん(映画)

コミックの映画化らしいけど、コミックの方は知らないんで、前提知識もなく見ることになりました。はっきり言って面白いです。
とにかくロクでもない人間ばかりが出てくる映画で、青年実業家(こいつらも鼻持ちならないくらいの連中なんだな)に始まり、のし上がるためにはなんだってやるチャラ男くん、イケメン強姦野郎、子ども(大島優子)に買春を勧めるパチンコ狂いの母親、出会い系カフェで買春やってる女、美人局で金を巻き上げる奴、暴走族、肉蝮と呼ばれる謎の異常者(まじでヤバイやつ)などなど、金持ちから貧乏人までロクでもない奴のオンパレードでした。金絡みの話って怖いわーっ!
映画はイベント業で一旗揚げようと紛争するチャラ男(林遣都)を中心に話が進んでいきます。イベントを開催するために金が必要になったチャラ男が、友達の美人局の入れ知恵で、最初から踏み倒すことを前提にウシジマから借金をする。んが、初めての客には10万円までしか貸さないということから、話がヤバい方向へ…
いろんな人間がウシジマと関わり合いながら、浮き沈みしていく様を実にうまく表現しています。
AKB48大島優子が意外とうまくて、感心しましたわ。主役をはるには女優の顔つきという感じじゃないけど、今回のような立ち位置だったらやれるんじゃないかな?と思いました。
同じ金貸しを描いてるミナミの帝王はまだ人間味が出てるけど、こちらはドライそのもの。山田孝之はまり役かなー…w