アベノミクス3本目の矢が折れかけてるんじゃね?

安倍首相がアメリカを訪問し、オバマ大統領と会談を行います。そこでは北朝鮮、中国問題なども話し合われるんでしょうけど、私の関心事はアベノミクスとTPP。
TPPは自民党が「聖域なき交渉になるなら参加しない」と相も変わらず、既得権益を守る立場で動こうとしていますが、「聖域なき」なんて他国との利害関係の中ではありえんでしょ。
既得権者を制御できないようじゃ、アベノミクスの3本目の矢の効果もたかが知れてると推測できちゃいますな。これまでの既得権者のところに予算をつける成長戦略になっちゃうんじゃないかと思えるわけです。特に土建屋とか土建屋とか土建屋ですね。麻生セメントさん関係の人も閣僚にいらっしゃるわけですし、土建屋の仕事が増えればセメントも売れますわな。良かったね!

さて、オバマ大統領との会談の結果はいかに?
「そんな条件では我が日本としてはTPPに参画はできません」ときっぱり言えるのかとも思っちゃいますが、まあ、安倍首相のことだから言っちゃうんでしょうね。で、そのあとどうなるか…アメリカさんが怒ちゃったら、日米同盟も鳩山内閣でぼろぼろになってたところに、さらに追い討ちのような状態になって、中国が喜んじゃうんじゃないの?www
逆に「聖域については、持ち帰って考慮してみる」みたいな話になったら、自民党内部や集票マシンの既得権者から叩かれまくるでしょうよ。ま、どちらにしても地獄が待ってそうな雰囲気が漂ってて楽しめそうです。それとも何かウルトラGでも出ちゃいますかね。
TPP参加って誰のためにやるのかを考えたら、日本の消費者のためだと思うわけですよ。そして、国際競争力のない産業は淘汰され、国際競争力のある産業がどんどん伸びていく、そんな元気のある国になるチャンスだとも思っています。決して既得権者のためにやるわけじゃないですよ。彼らは現状維持が一番いいんだから。そのあとで日本が衰退しようがなんだろうが自分たちが良ければそれでいい連中なんですよ。とっとと切り捨てちゃった方が日本のためだと思うんだけどなー。
まあ、安倍首相がそこまで考えるだけの頭があるとは到底思えないんだけど…トホホ