APECで菅直人は存在感を示せたか?

APEC議長国の首長として菅直人は存在菅を示せたのか。
どうも答えは否だね。
逆に「日本の総理大臣はこんなもの?」という印象を持たれてしまったのではないかと感じるほどだ。
そう思う理由はTPPへの態度。いったい参加するのかしないのかがはっきりしていない。こういう玉虫色の決着方法は外国との話し合いの中でもっとも低い評価が与えられるべきものである。
確かに先送りとか決裂とかはあるだろう。
だが、自国の主張をはっきり述べなければその先はない。
来年6月まで結論を先送りしたところで、農林族から突き上げを食らうだけであろう。それを受ける覚悟が果たしてあるのか?これまでの対応からみるととうていそういう調整力があるようには見えない。
「自分はこうしたい、日本はこう進むべきだ」とはっきりと示し、それに向かってロードマップをしっかりと作り上げることが大事だ。そして、決まったら反対勢力を説き伏せるくらいのリーダーシップを示すこと。
果たして菅直人がこういう器なのかどうか、もういい加減見極められてきたように思う。